

プロフィール

中村 加津世
なかむら かづよ
キャリアコンサルタント

Planned happenstance
プランド・ハップンスタンス
「お前の人生、お前の好きなように歩めば良いよ」
実家の福井県を離れ、愛知県の大学に通っていたわたしは、いつもわたしにそう語りかける両親の言葉の裏には、きっと両親は戻ってきて欲しいという思いがあるのだろうと、勝手に想像し、卒業後は実家に戻り、就職、結婚、出産をして暖かい普通の家庭を築くのが幸せな人生だと思っていました。
ところが、20歳の時に人生の転機が訪れます。
実家が火事にあい、祖父が他界したのです。その時、わたし自身も火柱の中から生還するという恐ろしい体験をしました。
予期せぬ人生の転機というのは突如として訪れます。それによって、人生がガラッと変わってしまったり、人生そのものが終わりを告げたり。
「神のいたずら」「人生なんてなるようしかならない」として言い切っても良いのでしょうか?

両親はいつも仕事で忙しく、ほとんど家にはいませんでした。でも、いつも笑顔でわたしにこう言っていました。
「働くというのは、お金のためだけじゃなく、自分のために働くんだよ。働くとは生きる事そのもの。だから、お前の人生、お前の好きなように歩めば良いよ」
両親が語ったこの言葉には、決して世の流れに身を委ねるのではなく、自分で物事を決めることの大切さが込められていたのです。
スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授はこう述べています。
『個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計することで自分のキャリアを良いものにしていこう』
新型コロナウイルスの影響で人生の転機に直面している人が多いことでしょう。これも普段から自分自身のキャリアを計画的に設計しておくことで、転機に動ぜす、対処することができるようになります。
私は、キャリアカウンセリングを通して、人生の転機に振り回させず、幸せに働く人を一人でも増やすのが私の願いです。

【略歴】
大学卒業後、法律事務所にて補助者として従事、結婚、出産、離婚を経験、シングルマザーとして子育真っ盛りの時期は行政、商工会議所の契約社員、イベントの司会などを経験し同時に実の父の植物状態の介護にもあたる。
女性として、仕事、介護、育児、そして自身の幸せと言ったものに悩まされながら、娘が10歳の時に営業としてフルタイム勤務を経験、不動産営業(相続相談も含む)の後、前職のイベント企画業に転身。主にイベントでの著名人のブッキングを中心とした企画運営、講演会、行政イベント、企業研修の企画、運営に携わる。
その後、キャリアコンサルタントの資格を取得し現在に至る。

【資格】
-
国家資格キャリアコンサルタント
-
日本キャリア開発協会 CDA(キャリアディベロップメントアドバイザー)
-
中高年齢者支援のためのキャリアコンサルタント向け研修終了
-
若者応援キャリアコンサルタント育成研修終了
-
訓練対応キャリアコンサルタント向け研修終了