人生100年時代 74歳でまた働く母
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- 7月31日
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人生100年時代、立ち止まる時間をつくろう。でも立ち止まるのは時として前に行くより難しい。
「人生100年時代」と言われるようになって久しいけれど、実際には健康寿命はずっと短い。
そんな時代を生きる私たちにとって、働くことや生きることを見つめ直す時間を持つのは、とても大切なことだと思う。
私の母は現在74歳。看護師をしている。
でも、この働き方にもひとつの物語がある。
ずっと看護師として働き退職後に60歳で正看護師の資格を取った。もう終わったのに 母なりのけじめだったようで、若い頃の忘れ物を取りにいったように見えた。 その後正看護師として72歳まで働いた。
そして昨年、「働く」という選択に終止符を打った。
それからは畑仕事やサークル活動に忙しくしているけれど、
長年組織に属してきた彼女が「どこにも属さない」という状況をどう感じているのか、
ふと考えることがある。
ある日、母を紹介して欲しいと、介護施設から短期の看護師として働いて欲しいと相談があった。
「もう介護される年齢に差し掛かっているのでは?」なんて思いながらも、
母の気持ちを聞くのが大事だと思い、相談内容を伝えた。
母は、「できることは減っているけれど、求められるなら行きたい」と言った。
今は週に2日、施設で働いている。
その姿を、私は心から尊敬している。
総務省の調査によると、「いくつまで働きたいですか?」という問いに、
一番多かった答えは「働けるならいくつまでも」。
勤勉な国民性がこんなところにも表れている。
でも、働き続けるだけではなく、
「立ち止まって考える時間」も必要だと思う。
私も企業で45歳~50歳を対象とした「人生の午後」というセミナーをしている。
このセミナーに参加した人たちは、一度立ち止まることで、
その後の人生を充実させることができるようになると言ってくださる。
もちろん、今は考えたくなかったのに、、、という人もいる。
人生は、一気に駆け抜けるものではなくなった。
立ち止まり、行程を考え、時には修正したり、休憩したりするものになってきた。
そんな時代にぴったりのセミナーが、私のお世話になっているキャリアリスキリング事業で実施される福井の参加者を募集しているとの事でちょっと共有を
「ミドル・シニアいきいきキャリアプラン塾」というものだ。
全4回+キャリアコンサルティング2回付き。
キャリアの振り返りからお金のことまで、45歳以上の方が対象だそう。 そう、45歳くらいは振り返りに最適な年ごろなのだ
詳細はこちらから確認できます。
[ミドル・シニアいきいきキャリアプラン塾](https://carigaku.mhlw.go.jp/eventsch/137811/)
ちなみに、今回のセミナーやキャリアコンサルティングは、
私が講師や面談を担当するものではありませんが
センターの熟練した講師やコンサルタントが対応してくださるものですので、
安心してご参加ください。
夜の時間帯に開催されるので、「ちょうど立ち止まりたかった」という方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

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